【目次】
  ■釣りが可能な季節
  ■釣れる黒鯛のサイズ
  ■当日の釣果について
  ■黒鯛の釣れ方
  ■アタリの数とバラシについて
  ■昼と夜の比較
  ■日本記録に挑戦                            




■釣りが可能な季節
私のホームグランドの場合、黒鯛の釣れる時期は5月〜10月中旬までとなり、良い釣果に恵まれる時期が6月〜9月末頃までとなります。
 
しかし、この仕事をはじめてから海水のニゴリの発生状況が悪くなり、イメージ通りの釣れ方がしなくなってしまいました。
その原因は、東京温暖化による南風吹きっぱなしが海水に悪影響を与えていると思われます。
で、毎年、「今年こそは良いニゴリが発生しますように!」と祈っています。(^o^)


■黒鯛の釣れる季節 (釣れるサイズ=40cm以上の数)
4月末〜5月初旬    運が良ければ、1〜3匹釣れる程度  
5月中旬〜5月末  3〜8匹
6月前半〜6月中旬  5〜15匹
6月中旬〜6月末  7〜20匹
7月前半〜7月末  5〜15匹(梅雨の影響でイマイチ)
8月前半〜8月末  7〜20匹
9月前半〜9月末  5〜15匹(左記の数以外にチンコロが増える)
10月前半〜10月中旬   2〜7匹(左記の数以外にチンコロが増える)  
10月中旬〜10月末  運が良ければ、1〜3匹釣れる程度
11月〜11月中旬  黒鯛は釣れなくなる


□コメント
表内の釣れる数は2005〜2008年までの状況を参考に記載しています。
但し、6月末頃〜7月末頃まで続く梅雨や台風接近による大雨の影響で海水のニゴリが無くなると、近年最悪の状況となるケース多くなりました。

よって、毎年の釣果は、大雨が降るか降らないかで釣果が左右されるとお考えください。

年間を通し、海水のニゴリ具合と魚の入り具合の関係で、6〜9月中旬までが良い釣果を出しています。
イメージとしては、堤防の黒鯛シーズンとほぼ同じです。

海水のニゴリがあれば5月中旬頃からポツポツと釣れるのですが、数釣りができない日が多く、釣れても8匹以下と少な目です。

6月に入ると日に日に状況が良くなり5〜15匹ぐらい釣れるようになります。
そして6月中旬頃から本格的な黒鯛のシーズンインとなり、9月末頃まで楽しい釣りができるようになります。

良い釣りができるのは9月末までで、10月に入ると突然釣果が悪くなり、2〜7匹程度の釣果となり、10月中旬以降は間違って釣れる程度となり黒鯛釣りのシーズンが終わります。


ホームブランドである東京港の場合、年間を通し黒鯛を釣ることが可能です。
しかし、一日真剣に狙ってボーズとなったり、たまたま2,3匹釣れたりと、釣れない日の方が多いので真剣には狙いません。

黒鯛は昔から回遊魚と言われており、春先のノッコミに始まり、秋の落ちで1年が終了すると言われています。
しかし実際には、季節に関係なく、横須賀方面から東京港へ回遊する黒鯛と、東京港から横須賀方面へ回遊する黒鯛います。

この件はタグ&リリースによる調査でわかった事です。
また、、1年中同じ場所に居付く黒鯛もおり、黒鯛を1年中狙う事ができる釣り場がアチコチに存在します。

黒鯛が回遊しない要因はわかっていませんが、昔から行なっている黒鯛の稚魚放流事業が、居付きの黒鯛を増やした要因ではないかと言われています。

その他、工場地帯から海に流す温排水の影響から、回遊しなくとも湾内に生息しやすい条件が揃っているのではないかなど、様々な意見がありますが、その詳細についてはわかっていません。

東京港内にも、このような居付きの場所がアチコチにあり一年中狙う事ができますが、私の行なう落とし込み釣りではコマセなどの寄せエサは一切巻きませんので、釣れない時の退屈さが辛抱できづ、釣れない時期は狙わない事にしています。

黒鯛釣りをはじめた当初は、一日に1回のアタリがあれば満足していたのに、今ではアタリのない釣をする根性がなくなってしまいました。(^o^)
同様に、当船のお客さまも船からの釣りの魅力にドップリ浸かり、堤防の釣りができなくなってしまった方も多いです。




■釣れる黒鯛のサイズ

黒鯛シーズンを通し、比較的良く釣れる魚の平均サイズは、42cm(1kg前後)から48cm(1.8kg前後)の間です。
レギュラーサイズ割合は、42〜45cm=全体の5割、46〜48cm=全体の4割程度となり、残りの1割が49〜54cmとなります。

今までの経験で、狙うポイントに入った魚の群れにより平均サイズが変化するようです。
例えば、2週間前までは45cm/1.5kg前後が多かったが、1週間前頃から40cm/1kg前後が多くなってきたなど、2,3週間単位で変化するように思います。

また、50cm(2kg前後)〜53cm(2.4kg前後)の魚も比較的良く釣れますので、記録更新を狙う方にはお勧めです。
もちろん、お持ち帰り可能ですが魚拓は取れませんのであしからず。

但し、54cmのサイズまでは比較的良く釣れるのですが、55〜56cmクラスはたまに釣れる程度と極端に少なくなりなります。

漁師になってからは正式に計った事はないのですが、58cmぐらいまではなんとか釣れます。
しかし私は、60cmオーバーの黒鯛は釣ったことがありません。

ニゴリの無い時には、推定65cm前後のバケ物サイズの黒鯛が時々見えますのでチャンスは多いにあります。
また、何人ものお客さんが大物を目撃しておりますので、いつ大物がヒットするかわかりません。

この釣れるサイズの関係も船からの落とし込み釣りの魅力の一つです。
黒鯛がヒットした時、今まで体験した事のない強い引きを体験すると、船からの釣りの凄さと自己記録更新のチャンスが目の前にある事を悟ると思います。

とは言え、皆さん最終的にはハリハズレやブッチンで大物をサヨナラしていますが・・・。(~o~)


皆さん、船からの落とし込み釣りで釣れる平均サイズに関し、東京湾にある堤防で釣れる平均サイズよりかなり大きいと感じませんか?

私もこの釣り方を発見した時、コンスタントに釣れる黒鯛のサイズにビックリしました。
そして48〜52cmの黒鯛が簡単に釣れてしまうので、45cmの黒鯛を釣っても小さい黒鯛に見えてしまいます。

この釣れるサイズが大きい事と、下記の項目に記載してあるアタリの多さが船からの落とし込み釣りの凄さと魅力だと思います。

ちなみに、私が日本記録と思われるサイズをヒットさせた時の体験談や、お客さんが大物をヒットさせた時の体験談を『マリンエンジュエルボード』の項目に載せていますので興味のある方はご確認ください。



□参考:地方遠征
東京湾の場合、港湾地域への立ち入りを禁止されている場所が多く、黒鯛を狙うことのできる堤防が極一部と限られています。
この関係からキチガイの黒鯛師は地方遠征を繰り返します。

地方に遠征した友人の話では、東京湾以外の場所では釣り可能な岸壁や堤防が数多く存在し、どこの堤防も釣り人の数が少なく、とても魚影が濃いので『黒鯛天国だ!』と話しています。

釣り雑誌掲載されている写真を見ても、同様の風景が見て取れますので大変うらやましいです。

地方から東京に遠征される方は、人の多さを見るだけで魚を釣る意欲が無くなるのではないでしょうか?

土曜日・日曜日ともなれば、人・人・人です。
堤防の上を遠くから見ると、まるで鳥山状態ですので黒鯛が釣れないのもうなずけます。

黒鯛のアタリの出方や活性に付いて考えた場合、東京湾の黒鯛と地方とでは違いがあるようです。
遠征した釣り仲間の話では、黒鯛特有の止まるアタリより、ヒッタクッテ行くアタリが多いとの事です。

そして、エサを吐き出したりするおりこうさんの黒鯛は少なく、止まるアタリに神経を使う釣りではないそうで、関東の黒鯛と地方の黒鯛とでは全く別の種類の魚に感じるそうです。

遠征が大好きな釣り仲間の話では、落し込み釣りによる釣り方で、東京湾のように大型の黒鯛がそろう場所は少ないそうです。

この度チャーターの仕事をはじめた事により、大物が多い東京港のスゴサが有名になる日が近いかもしれませんね!




■当日の釣果について
当日の釣果は、『海水のニゴリ具合』と『風向きと強さ』で大きく左右されます。

最も影響を受けるのが海水のニゴリの問題で、澄みぎみの状況の場合は、黒鯛から人間の姿が見えてしまう関係から釣れなくなります。
また、ニゴリが良くても、風向きの問題や風速の関係から思い通りの釣りができない状況となりますので、必然的に釣果が悪くなります。


■海水のニゴリの問題
□ニゴリの濃度による釣果の違い
ニゴリが良い場合: 少なくて4匹/普通で7〜15匹/食いが良い状態で16〜25匹
ニゴリが薄い場合: 0〜5匹と、かなり釣果が悪くなります。

アタリの回数は、キャッチ数の約2,3倍の数字となりますので、5匹釣った場合は、10〜15回前後のアタリがある計算になります。
この数字は、釣り人の技量や運により、『アタリの数・バラシの数・キャッチ数』が変動します。

□最高の条件
ニゴリの良い条件では、水面が茶色く変色している関係から、水面から1〜3cm下の状態は全く見えません。
この様に、水面下の状態が殆ど見えない状態が最高の条件となります。

□そこそこ良いの条件
水面下10〜50cm下が薄っすらと見える条件がソコソコ良いニゴリ具合です。
最高の条件の釣果と比べると多少アタリの数が落ちますが、条件的には良い状態です。

□普通の条件
水面下1m下が薄っすらと見える条件がごく普通のニゴリ具合です。

昔はこのニゴリ具合は『悪い』条件に属しましたが、近年ニゴリが発生せずに苦戦している関係から、このニゴリ具合が『普通の条件』になりました。
最高条件に比べ3割程度釣果が悪くなり、ソコソコ良い条件に比べると2割程度釣果が悪くなります。

運が良ければ見える黒鯛を釣る感動を味わうことができます。

□やや悪い条件
水面下1.5〜2m下が薄っすらと見える条件。
良い条件に比べ4,5割程度釣果が悪くなります。

運が良ければ見える黒鯛を釣る感動を味わうことができますので、考え方を変えれば、黒鯛の習性を学ぶには最高の条件となります。

□悪い条件
3〜4m下まで薄っすらと見える条件。
ボーズになる危険性が高くなります。
魚から人間の姿が見えてしまう関係で、黒鯛は逃げてしまったり、警戒しエサに反応しなくなります。

人間のワナに気づかなかった魚が運が良ければ釣れるといった具合で、釣れたとしても2〜7匹です。

□最悪な条件
5m下まで見える条件で、人間の姿が丸見えとなる関係で9割5分釣れません。

但し、深い水深まで落とせば釣れるかもしれませんが、効率の悪い釣りとなるので、当船では滅多に行いません。

□絶望的な条件
10m以上下まで見える条件で、魚に人間の姿・ハリ・ハリスなど仕掛けまで見切られますのでボーズになる可能性大です。

この様な条件は夏場でも発生します。
こんな時、「東京湾って綺麗だね〜」と感じると思います。



平均的な釣果は上記に示した通りですが、
実際はこの数に、「魚をバラシた数」、「スッポヌケの数(エサが口の中から出てくる現象)」、「エサ潰されの数」がプラスされますので、トータルで考えると、キャッチ数の数字の2,3倍近くのアタリがある計算になります。



■風向きと風速の問題
□南風の問題
当船が狙うポイントは、南風が吹くと『沖方向からの風』となる関係から海が『波が立つ状態』となります。

この南風の時、風速が3m以内であれば魚の活性を上げるのに良い効果を出しますが、風速が5mになると徐々に釣りずらくなり、8mを超えると釣り可能なポイントが制限されますので、おのずと釣果が悪くなります。

□風速の問題
船からの落とし込み釣りでは、障害物ギリギリに仕掛けを落とす釣り方が基本となる関係から、風が強くなると、風の影響を受けて思い通りのポイントに仕掛けを落とせなくなります。

この、思い通りのポイントに仕掛けを落とせない事が釣果に影響を与えます。
また、風速が5mを超えると徐々に釣りずらくなり、10mを超えると風の影響を受けにくいポイントへ移動しなければならない状況となります。

例えは、良い感じで黒鯛のアタリがあり、お客さんと私が「楽しい!」とウキウキしている時に南風が強くなってくると、下記のような状況となります。

風の影響を受けて、狙い目となるポイントに仕掛けが落とせなくなりアタリの数が減ります。

海面が波立つ為、お客様が仕掛けを投入しやすい位置に船を付けにくくなり、お客様が仕掛けを投入しにくくなります。

海面が波立つと表層の潮の流れが速くなるので、今までアタリがあったポイントで釣れなくなったり、船がポイントの横を『サー』っと流れて行ってしまうので、釣りずらくなると同時に仕掛けを落とす回数も減り釣果が悪くなります。

年間を通し、5〜9月の午後は南風が吹く事が非常に多くなり、風速が10〜15mになる事が良くあります。
この為、早い時間帯から釣りを開始しするのが良い方法です。



☆まとめ
上記の表のように、当日の釣果はニゴリの濃度と風速で左右されます。
この為、前日までの状況と当日予想される風向きで、当日何匹ぐらい釣れるか予想する事ができます。

ご予約された方には、前日の最終打ち合わせの際、海の状況についてご報告致します。
状況が悪ければキャンセル(手数料不要)が可能ですのでご安心ください。




■黒鯛の釣れ方
条件が比較的良い場合の釣れ方としては、ポツリ・ポツリと少し間隔を空けながらアタリがあります。

黒鯛は群れで行動すると思うのですが、釣れる場所は1匹・1匹少し距離を置いて生活しています。
エサを探しながら泳いでいる魚もいれば、1つの障害物を、まるで自分の縄張りのように占拠して動かない魚もいます。

ポイントによっては一か所の障害物に群がり、仕掛けを落とすとダブルヒットすることもありますが、平均すると少し距離を置いて生活しています。
この為、連続ヒットは余りありません。

連続ヒットは、釣り人にとって最高の喜びなのですが、残念な事に時々しか体験できません。
頻繁にアタリがある時は、『魚の群れが入っているので釣れる』のでは無く、『突然食いが立つ』と言った感じです。

ポイントによっては、2,3回エサを落せば釣れる可能性の高い場所が多数ありますので、当船では色々なポイントを効率良く探り黒鯛を狙って行きます。


黒鯛狙いに的を絞り釣りを続けるとすると、10〜30分間隔でポツポツとしかアタリがありません。
ひどい時は、2時間もの間、アタリが無い事も良くあります。

このアタリの無い時間を防ぐ為、エビエサを使いシーバスと同時に狙う事をお勧めします。
飽きる事なくアタリがあり魚が掛かかりますので、黒鯛がヒットするまでの時間を楽しませてくれます。

尚、前日までの状況によっては、カニ・ツブ(カラス貝)のエサを使い、黒鯛狙いに絞ったほうが良い場合もあります。
この判断は私にお任せ下さい。
とは言え、殆どのお客さまが黒鯛狙いであり、「シーバスは釣りたくない」と言われるので問題は無いと思いますが・・・。(^_-)-☆



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【目次】
 ■釣りが可能な季節
 ■釣れる黒鯛のサイズ
 ■当日の釣果について
 ■アタリの数とバラシについて
 ■黒鯛の釣れ方
 ■昼と夜の比較
 ■日本記録に挑戦                                        







この項目では、当船が行う特殊な釣り方について記載しております。

また、釣れる可能性の高い条件や、
 釣れない時の条件などについても記載しております。










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